これからマンションを購入しようとする人は、新築マンションの開発業者の派手な宣伝に目がいきがちですが、実は中古マンションの市場は、戸数もバリエーションも実に豊富です。また、最近は仲介料が無料の中古マンション仲介業者や魅力的なリノベーションのプランを提示する業者なども増加し、雑誌などの特集も増えて来ました。

新築マンションが大量に建設されると中古マンションはその都度増えていきますので、首都圏と近畿圏を例にすると、市場に出回る数は中古のほうが多いと言えます。新築マンションの発売戸数は首都圏で8万5429戸、近畿圏で3万1857戸です。いっぽう例年度の中古マンションの成約件数は、首都圏で圏で1万162件ですから、新築マンションの販売月の成約率がいわれているのに比べて、あまり売れていないというのが実態です。

中古マンションは、バリエーションが豊富

市場に出回る数が多いだけでなく、バリエーションも豊富な点が中古の特徴です。その時代ごとで流行のプランが違いますから、数多くの中古マンションを見てみるとプランの違いに気づくはずです。買いやすいマンション用地もその時代で異なりますから、立地面の選択肢も多くなります。その中から、流行に左右されない形で自分の暮らしに合うマンシヨンを選ぶことができるわけです。

ちなみに中古とは、公的融資の定義では、「既に人が住んだことのある住宅」か「築後年数が2年を超える住宅」。一度でも人が住んだら、中古住宅になるのです。新築マンションで1年で売却されたものも、もちろん、中古マンションとなることを忘れてはいけません。築年数がかなり経った物件で一見魅力がないものでも、リノベーション対象となると、とたんに魅力的な物件になることが注目されています。